最新の洗浄技術⑮ ケーススタディ

大型電気炉プレート型熱交換器バイパス酸洗浄工事 世界的な『ピストン』製造工場の生命線とも言える『電炉』の熱交換器の酸洗浄工事。 長年の使用により密閉ラインの配管やプレート熱交に錆などが発生し赤水化し、配管内の流量が低下していました。 このまま流量が改善できないと『メルトダウン』や製品への不良にもつながる大切な工事です。
施工前の赤水 
『ステンレス対応の強酸』でバイパスを組みます。
設定流量: 190L/min
現状:90L/min

目標(設定値)の半分以下に流量が下がり、冷却が不安定な状況となっていました。
洗浄前の流量計

ケミカルの化学反応
洗浄中のPH 1~2以下で3時間循環
洗浄後の試運転における流量の改善
洗浄中の配管内部の発泡

溶け出す錆

90L/min⇒300L/minに改善
お客様に大変お喜び頂きました。
この改善により安定的な冷却効果が得られ、製品の製造、メルトダウン防止の安全対策、そして何より大幅な電気代の削減=省エネ、地球温暖化防止に貢献できます。

現在同じグループのインド工場からも相談があり、この技術を微力ながら世界にも広げていきたいと思います。

密閉/開放の水質管理、錆、スケール、シリカ除去、スライム除去なら・・・
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